山登りを始めてみたいけれど、「体力的に不安」と思っていませんか?
今回は登山に行く前に、やっておきたいトレーニング方法を3つ、ご紹介します。
体力に全く自信のない筆者が初ハイキングをしてみて、やっておいてよかった筋力アップトレーニングです。
初心者コースでのハイキングとはいえ、3~4時間の長時間行程になります。
少しでも体を鍛えていないと、思いがけない事故やケガを引き起こしたり、ひどい筋肉痛を招くことになります。
2~3日に1回、わずかな時間でいいので、少しずつ筋力をつけ、事故のないハイキング・登山を楽しみましょう。
ハイキングに必要な筋力アップトレーニング
- スクワット
- ウォーキング
- ストレッチ
スクワット
スクワットは同時にいろいろな部位の筋肉を鍛えることができる、効率の良いトレーニング方法のひとつです。
お尻や太ももが鍛えられるだけでなく、体幹も自然に鍛えられていきます。
山登りは足場の悪い場所や傾斜のある場所などを歩くため、下半身の柔軟性が求められます。
スクワットは筋力アップだけでなく、下半身の柔軟性や安定性も高めてくれるので、しっかりトレーニングしておきましょう。
今回はワイドスタンススクワットをご紹介します。
ノーマルなスクワットよりもひざへの負担が軽く、内ももの筋肉を鍛えることができます。
内ももの筋肉を鍛えることで、股関節の柔軟性を養うことができ、山の上り・下りがラクになります。
基本は10回×3セット。
足を肩幅より大きく広げます。
つま先は外側に向けて。
両手を押し合って、息を吸いながら、ゆっくりお尻を沈めていきます。
(腹式呼吸が有効です)
ひざ、太もも、お尻のラインが平行になるように。
ゆっくりと腰をあげていきます。
上げるときに息をゆっくり吐きます。
(お腹を引っ込めていきます)
初めのころはかなりキツく感じていましたが、30回をこなすことによって、だんだんと10回が平気になってきます。
くじけないで、続けましょうね。
ヒップラインも上がってくるので、楽しくなってきますよ♪
ウォーキング
ウォーキングを続けると心肺機能の向上や、筋力・持久力が向上します。
登山を始める前にぜひともやっておきたいトレーニングのひとつです。
大事なことは、姿勢を正してリズム良く早めのスピードで歩くこと。
だらだらと歩いてもトレーニングの意味がなくなってしまうので、タッタッタッタと軽快に歩きましょう。
腕を振って歩くと早めに歩きやすくなると思います。
ウォーキングは早めに歩いてもヒザへの負担が軽い上、ランニング同様のエネルギーを消費し、持久力も高まります。
15分ごとにゆっくり歩きに切り替えるなど緩急をつけると、あまりしんどさを感じず、続けられるでしょう。
ストレッチ
足や腰がしなやかに動くと、ケガ防止や筋肉痛を抑えることにつながります。
ストレッチで筋肉を伸ばし、柔軟性を高めておきましょう。
ストレッチは体が温まっているときに行うのが効果的なので、トレーニング後やお風呂上りに行いましょう。
スクワットやウォーキングを毎日続けるのはちょっと気構えが必要かもしれませんが、ストレッチは疲労回復にもなるので、ながらでもできそうですよね。
布団に入る前だったり、テレビをみながらだったり、リラックスしながら行ってください。
まとめ
今回ご紹介した3つのトレーニング方法は、これから山登りを始める前に最低限やっておきたいトレーニングです。
山に行く前の不安を少しでも取り除き、コンディションを整えておくと、想像以上に山の素晴らしさを感じることができます。
今後も安全に山登りを楽しめるように、このトレーニングをぜひ実践してみてください。